「定期預金」と「定額預金」、どちらも将来のために大切なお金を貯めておくのに役立つ貯蓄方法ですが、その名前が似ていることから、一体何が違うのか、混乱してしまう方もいるかもしれません。この記事では、そんな「定期預金」と「定額預金」の具体的な違いを、わかりやすく、そしてちょっぴり楽しく解説していきます。
「定期預金」と「定額預金」の基本的な違い:預けるならどっち?
「定期預金」と「定額預金」の最も大きな違いは、**「満期までの期間」と「預け入れ方法」**にあります。どちらも、普通預金よりも高い金利でお金が増える可能性があるという点は共通していますが、その仕組みを理解することで、ご自身の目的に合った預け方を選ぶことができます。
定期預金は、あらかじめ「1年」「3年」「5年」といった満期までの期間を決めて、その期間中はお金を引き出せない代わりに、満期まで一定の金利が適用されるのが特徴です。一方、定額預金は、満期までの期間は定期預金と同じように決めることができますが、満期にならなくても、一部のお金を引き出すことができる(ただし、引き出した部分は普通預金金利になるなど、条件があります)という、少し柔軟な商品になっています。
それぞれの特徴をまとめると、以下のようになります。
- 定期預金:
- 満期までお金を引き出せない
- 預け入れ時に金利が確定
- 途中解約すると、当初の金利よりも低くなることが多い
- 定額預金:
- 満期までにお金を引き出せる場合がある(条件あり)
- 金利は満期まで固定
- 途中引き出しによって、金利計算が変わる場合がある
「定期預金」ってどんなもの?
定期預金は、文字通り「決まった期間、預けておく」というシンプルな仕組みです。例えば、「1年定期」なら、1年間は原則として預けたお金には手をつけません。そして、1年後に満期を迎えたら、預けた元金に利息がついた金額が戻ってきます。
定期預金には、さらにいくつかの種類があります。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
- スーパー定期: 一番一般的な定期預金で、預け入れ期間や金額によって金利が変わることがあります。
- 大口定期: 金額が大きいほど、金利が高くなる傾向があります。
- 期日指定定期預金: 満期日を自分で指定できるタイプです。
定期預金の大きなメリットは、**「将来のために計画的にお金を貯めやすい」**という点です。一度預けてしまえば、ついつい使ってしまいたくなる誘惑に打ち勝つことができるかもしれませんね。
「定額預金」はもっと手軽?
定額預金は、定期預金よりも少しだけ「手軽さ」がプラスされているイメージです。例えば、「3年定額」という商品で定額預金をした場合、基本的には3年間預けておきます。しかし、もし急にお金が必要になった場合でも、一部だけ引き出すことができる場合があります。ただし、その場合、引き出した部分の利息は、普通預金と同じくらい低い金利になってしまうことが多いので注意が必要です。
定額預金には、以下のような特徴があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 満期 | あらかじめ設定する |
| 途中引き出し | 一部可能(条件あり) |
| 金利 | 満期まで固定 |
「急な出費にも備えつつ、少しでも金利を高くしたい」という方にとっては、定額預金は魅力的な選択肢となるでしょう。
金利の仕組み:どちらがお得?
金利の仕組みは、定期預金と定額預金で基本的な考え方は同じですが、途中引き出しの有無によって、最終的にもらえる利息が変わってくることがあります。通常、預け入れた期間が長いほど、金利は高くなる傾向があります。
例えば、100万円を1年間定期預金にした場合と、1年間定額預金にした場合で、満期時の受け取り額を比較してみましょう。もし、定額預金で途中で10万円を引き出したとすると、残りの90万円には当初の金利が適用されますが、引き出した10万円は普通預金金利になってしまうため、結果的に定期預金よりも受け取れる利息が少なくなる可能性があります。
「できるだけ多く利息をもらいたい」 というのであれば、満期までしっかりと預け続けることができる定期預金の方が有利になることが多いです。
預け入れ限度額:いくらまで預けられる?
定期預金と定額預金では、預け入れることができる金額の上限が異なる場合があります。一般的に、定期預金は特に上限額が設定されていないことが多いですが、定額預金は、1回あたりの預け入れ金額に上限が設けられていることがあります。例えば、「1回の預け入れは100万円まで」といった具合です。
これは、定額預金が比較的少額からでも気軽に始められるように設計されている側面があるためです。もし、とても大きな金額を預けたいと考えている場合は、各金融機関の預け入れ限度額を確認することが大切です。
預け入れ方法:どうやって預けるの?
どちらの預金も、基本的には銀行や信用金庫などの金融機関で口座を開設して預け入れることができます。最近では、インターネットバンキングを利用して、自宅にいながら手続きを完了できる場合も増えています。
定期預金は、預け入れ時に満期までの期間と金額を確定させますが、定額預金は、一度にまとまった金額を預け入れることも、毎月少しずつ積み立てていくこともできる商品があります。毎月コツコツ貯めたいという方には、定額預金の方が向いているかもしれません。
途中解約・一部引き出し:もしもの時の対応は?
ここが、定期預金と定額預金の最も大きな違いと言えるでしょう。定期預金は、原則として満期までお金を引き出すことができません。もし、どうしても途中で解約する必要がある場合は、「期限前解約」となり、その時点での普通預金金利、もしくはそれに近い低い金利で計算された利息しか受け取れないことがほとんどです。
一方、定額預金は、商品によっては満期前でも一部のお金を引き出すことができる場合があります。ただし、前述の通り、引き出した部分の金利は大幅に下がってしまうため、できるだけ引き出さない方が賢明です。この「途中解約・一部引き出し」の柔軟性が、定額預金の大きな特徴と言えます。
まとめ:あなたにぴったりの貯金方法は?
「定期預金」と「定額預金」の違い、ご理解いただけたでしょうか? どちらも安全にお金を増やせる優秀な方法ですが、ご自身のライフスタイルや貯金の目的に合わせて選ぶことが大切です。
もし、「とにかく満期まで手をつけずに、一番効率よくお金を増やしたい!」というのであれば、**定期預金**がおすすめです。一方、「急な出費にも備えつつ、少しでも有利に貯金をしたい」という方や、「毎月コツコツ貯めていきたい」という方には、**定額預金**が選択肢になるかもしれません。
どちらを選ぶにしても、まずはご自身の貯金の目的を明確にし、各金融機関の商品内容をよく比較検討することをおすすめします。賢く貯金して、将来の夢を叶えましょう!