「姫高麗芝」と「高麗芝」、どちらも日本でよく見かける芝生ですが、実はそれぞれに特徴があります。今回は、この 姫高麗芝と高麗芝の違い について、わかりやすく解説していきます。お庭や公園の芝生がどちらなのか、見分けるヒントにもなりますよ。
葉っぱの形と大きさ、それが一番わかりやすい違い
まず、姫高麗芝と高麗芝の最も大きな違いは、葉っぱの形と大きさです。一言でいうと、姫高麗芝は葉っぱが細く、高麗芝は葉っぱが太いんです。
- 姫高麗芝: 葉っぱが細く、繊細な印象。まるで絹糸のような上品さがあります。
- 高麗芝: 葉っぱが幅広く、しっかりとした印象。力強さを感じさせます。
この葉っぱの細かさの違いが、芝生全体の見た目にも大きく影響します。 芝生を選ぶ際に、この葉っぱの形状をチェックすることが重要です。
具体的には、以下のような違いがあります。
| 項目 | 姫高麗芝 | 高麗芝 |
|---|---|---|
| 葉の幅 | 狭い (約1~2mm) | 広い (約3~4mm) |
| 葉の質感 | 柔らかく、繊細 | しっかりとして、やや硬め |
芝刈りの頻度、どちらがお手入れ楽?
芝生のお手入れで欠かせないのが芝刈りですよね。姫高麗芝と高麗芝では、芝刈りの頻度にも違いがあります。
一般的に、姫高麗芝の方が成長がゆっくりなので、芝刈りの回数は少なくて済みます。忙しい方や、あまり芝刈りに時間をかけたくない方には、姫高麗芝がおすすめです。
- 姫高麗芝: 成長が比較的ゆっくり。月1~2回の芝刈りで十分な場合が多い。
- 高麗芝: 成長が旺盛。月2~3回、場合によってはそれ以上の芝刈りが必要になることも。
ただし、芝刈りの頻度は、その場所の環境(日当たりや水やりなど)によっても変わってきます。 ご自身のライフスタイルに合わせて、どちらの芝生が適しているか検討しましょう。
耐暑性・耐寒性、一年を通しての強さは?
日本の気候は、夏は暑く、冬は寒くなります。それぞれの芝生が、暑さや寒さにどれくらい強いのかも、選ぶ上での大切なポイントです。
結論から言うと、どちらの芝生も日本の気候に適応していますが、得意な面が少し異なります。
- 姫高麗芝: 比較的、耐暑性・耐寒性ともに優れていますが、特に夏の強い日差しや乾燥にはやや弱い傾向があります。
- 高麗芝: 暑さに非常に強く、日本の夏の気候にとてもよく適応します。一方で、寒さにはやや弱く、冬場は葉の色が茶色くなる(休眠期に入る)のが特徴です。
芝生が育つ環境を考慮して、それぞれの耐性を理解することが大切です。
踏み心地、素足で歩くならどっち?
お庭で裸足になって芝生の上を歩くのは気持ちいいですよね。そんな踏み心地にも、姫高麗芝と高麗芝では違いがあります。
葉っぱが細く柔らかい姫高麗芝は、踏み心地が非常にソフトで、まるで絨毯の上を歩いているような感覚です。小さなお子さんがいるご家庭や、リラックスできる芝生空間を作りたい方にはぴったりでしょう。
一方、高麗芝は葉っぱがしっかりしているので、姫高麗芝に比べるとやや硬めの踏み心地になります。しかし、そのしっかりとした葉が地面を覆うため、踏圧に強く、多少踏んでもへこたれにくいというメリットもあります。
芝生の上でどのように過ごしたいかを想像しながら、好みの踏み心地を選ぶのがおすすめです。
病害虫への強さ、お手入れの手間はどう変わる?
芝生を育てていると、病気になったり、虫がついたりすることがあります。病害虫への強さも、お手入れの手間を左右する重要な要素です。
一般的に、高麗芝の方が病害虫には比較的強いとされています。特に、日本の高温多湿な夏場でも元気に育つため、病気にかかりにくい傾向があります。
- 姫高麗芝: 病害虫には、高麗芝に比べるとやや弱い面があります。定期的な観察と、必要に応じた対策が重要です。
- 高麗芝: 病害虫への抵抗力が比較的高いです。ただし、過密な状態や、環境が悪化すると病気になることもあります。
病害虫への強さによって、芝生にかかる手間やコストも変わってきます。
費用、どちらがお財布に優しい?
芝生を導入する際、費用も気になるポイントですよね。苗や種、あるいは整備された芝生の価格は、種類によって異なります。
一般的に、姫高麗芝の方が高麗芝よりも価格が高い傾向があります。これは、姫高麗芝がより繊細で、手間のかかる品種であることが理由の一つです。
ただし、初期費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用(肥料代、薬剤代、芝刈りの頻度など)も考慮に入れると、どちらがお得かは一概には言えません。 長期的な視点で、トータルのコストを比較検討することが大切です。
以下に、おおよその費用感をまとめました。
| 項目 | 姫高麗芝 | 高麗芝 |
|---|---|---|
| 苗・種子 | やや高価 | 比較的安価 |
| メンテナンス | 比較的安価(芝刈り頻度少なめ) | やや高価(芝刈り頻度多め) |
まとめ:あなたの理想の芝生はどちら?
ここまで、姫高麗芝と高麗芝の違いについて詳しく見てきました。どちらの芝生も、それぞれの良さがあり、日本の多くの場所で愛されています。
細かく繊細な葉で上品な見た目の姫高麗芝は、手間をかけすぎず、美しい芝生を楽しみたい方や、リラックスできる空間を求める方におすすめです。一方、丈夫で管理しやすく、夏の暑さにも強い高麗芝は、お庭でアクティブに過ごしたい方や、手軽に緑を楽しみたい方にぴったりと言えるでしょう。
ご自身の好みや、お庭の環境、かけられる時間などを考慮して、最適な芝生を選んでくださいね。