口の中にできる「口内炎」と、唇やその周りにできる「ヘルペス」。どちらも痛みを伴うので、つらいですよね。でも、実はこの二つは原因も症状も全く違うものなんです。「口内炎 と ヘルペス の 違い は」をしっかり理解することで、適切な対処ができるようになりますよ。
原因と見た目の違い:口内炎は「傷」、ヘルペスは「ウイルス」
まず、一番わかりやすい違いは、それぞれの「原因」と「見た目」です。口内炎は、口の中の粘膜に傷がついたり、炎症が起きたりすることでできます。例えば、硬い食べ物が当たったり、歯ブラシで傷つけたり、ストレスや疲労で免疫力が落ちたりすることで起こります。
一方、ヘルペスは「ヘルペスウイルス」というウイルスが原因で起こります。このウイルスは一度感染すると体の中に潜伏し、体調が悪くなったり、ストレスがかかったりすると、再び活動を始めて症状が出ることがあります。口内炎は白っぽい潰瘍のような形をしていることが多いですが、ヘルペスは初期に小さな水ぶくれがたくさんでき、それが集まって痛みを伴うのが特徴です。
口内炎とヘルペスの原因と見た目の違いを理解することが、正しい判断の第一歩です。
- 口内炎:
- 原因:傷、炎症、ストレス、疲労
- 見た目:白っぽい潰瘍、円形~楕円形
- ヘルペス:
- 原因:ヘルペスウイルス
- 見た目:小さな水ぶくれの集まり、赤く腫れる
発生場所の違い:口内炎は「中」、ヘルペスは「外」?
口内炎とヘルペスでは、よくできる場所にも違いがあります。口内炎は、舌の裏、頬の内側、歯茎、唇の内側など、口の中の粘膜であればどこにでもできる可能性があります。
対して、ヘルペスは唇の外側、口の周り、鼻の下などにできることが多いです。もちろん、まれに口の中(粘膜)にできることもありますが、一般的には唇やその周辺に現れるのがヘルペスだと考えられています。
ただし、これはあくまで「よくある場所」であり、絶対ではありません。口の中が荒れている時にヘルペスができることもありますし、唇の内側に口内炎ができることもあります。
痛みの種類と程度:チクチク?ジンジン?
痛みの感じ方にも違いが見られることがあります。口内炎の痛みは、潰瘍ができた部分に食べ物などが触れたり、舌で触れたりすることで「チクチク」とした鋭い痛みを感じることが多いです。会話をしたり、食事をしたりするたびに痛みが気になります。
ヘルペスの場合は、初期の水ぶくれができる段階から「ジンジン」とした痛みやかゆみを感じることがあります。水ぶくれが破れて潰瘍になると、口内炎と同様に痛みを伴いますが、ピリピリとした、あるいは焼けるような痛みを訴える人もいます。
痛みの程度は個人差が大きいですが、ヘルペスの方が初期段階から強い不快感や痛みを伴う傾向があると言われています。
再発のしやすさ:疲れると出やすいのは?
どちらも再発しやすい症状ですが、その理由が異なります。口内炎は、生活習慣の乱れやストレス、栄養不足などが原因で再発しやすくなります。つまり、体調が整っていればできにくくなるということです。
ヘルペスは、一度感染したウイルスが体内に潜伏し続けるため、体調の変化や免疫力の低下をきっかけに再発します。そのため、「疲れたときに口の周りにできる」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
再発の頻度や、再発時の症状の強さも個人によって異なります。
治り方と治療法:自然治癒?それとも薬?
口内炎の多くは、数日から1週間程度で自然に治ることがほとんどです。痛みを和らげるための市販の塗り薬や貼り薬もあります。ビタミンB群を摂るなど、栄養バランスを意識することも大切です。
ヘルペスの場合は、ウイルスが原因なので、自然に治ることもありますが、治るまでに時間がかかることがあります。市販薬もありますが、症状がひどい場合や、初めてヘルペスにかかった場合は、抗ウイルス薬を処方してもらうために病院を受診することをおすすめします。
口内炎とヘルペスの治療法は、原因によって大きく異なります。
| 症状 | 主な原因 | 一般的な治療法 |
|---|---|---|
| 口内炎 | 傷、炎症、ストレス、栄養不足 | 自然治癒、市販薬、ビタミン摂取 |
| ヘルペス | ヘルペスウイルス | 市販薬、抗ウイルス薬(病院処方) |
こんな時は病院へ!
基本的には、口内炎は数日で治ることが多いですが、以下のような場合は、口内炎やヘルペス以外の病気の可能性も考えられるため、早めに病院(歯科、皮膚科、内科など)を受診しましょう。
- 痛みが非常に強く、食事や会話が困難な場合
- 症状が1週間以上経っても改善しない、または悪化する場合
- 高熱が出ている場合
- 水ぶくれが広範囲にできている、または潰瘍が大きくなっている場合
- 口内炎やヘルペスを繰り返しやすい場合
特に、ヘルペスは初めてかかる時や、症状が重い時は、専門医の診断と治療を受けることが大切です。
「口内炎かな?」「それともヘルペス?」と迷ったときは、痛みの種類や発生場所、見た目をよく観察してみてください。原因と対処法を理解して、つらい口のトラブルを早く解消しましょう。