イベントやプロジェクトを企画する際に、よく耳にする「協賛」と「後援」。この二つの言葉、実は意味や役割が大きく異なります。今回は、この 協賛 と 後援 の 違い を、イベントを成功させるために知っておきたいポイントに絞って、分かりやすく解説します。

協賛と後援、何が違うの?

まず、結論から言うと、 協賛 と 後援 の 違い は、イベントに対して「金銭や物品を提供して支援する」のが協賛、「名義を貸して支援する」のが後援、という点にあります。協賛は、より積極的な関与が求められる一方、後援は、そのイベントが公的で信頼性のあるものであることを示す役割を担うことが多いのです。

具体的に見ていきましょう。

  • 協賛: イベントの運営資金や物品(景品、機材など)を提供することで、イベントを直接的に支援します。その見返りとして、イベント内で自社のロゴを掲示したり、ブースを出展したり、商品を紹介したりといったプロモーション活動を行うことができます。
  • 後援: イベントの主催団体や趣旨に賛同し、その名称や名義を貸すことで支援します。金銭や物品の提供は必須ではなく、イベントの信頼性や認知度を高める効果が期待できます。

どちらの支援が適しているかは、イベントの目的や、支援する側の意図によって異なります。

  1. 協賛 は、イベントを通じて自社の認知度向上や商品・サービスの販促につなげたい場合に有効です。
  2. 後援 は、社会貢献活動や文化振興といった、より公益性の高いイベントを応援したい場合に適しています。

協賛のメリット・デメリット

協賛をする側、される側、それぞれの立場からメリットとデメリットを見ていきましょう。

【協賛する側のメリット】

メリット 説明
認知度向上 イベント参加者や関係者に自社を広く知ってもらう機会になります。
ブランディング イベントのイメージと自社を結びつけることで、ブランドイメージの向上につながります。
販促効果 ブース出展や商品サンプリングなどを通じて、直接的な販売促進が期待できます。

【協賛する側のデメリット】

  • 費用がかかる
  • イベントのイメージが悪かった場合、自社にも影響が出る可能性がある
  • 期待したほどの効果が得られない場合がある

【イベント主催者側のメリット】

  1. 運営資金や物品の確保ができる
  2. 集客力の向上につながる場合がある
  3. イベントの質を高めることができる

【イベント主催者側のデメリット】

  • 協賛企業との関係構築・維持に手間がかかる
  • 協賛の見返りとして、要求に応える必要がある

後援のメリット・デメリット

後援は、協賛と異なり、名義貸しが中心となります。そのため、求められる関与の度合いも変わってきます。

【後援する側のメリット】

  • 社会貢献活動への参加や、地域社会への貢献をアピールできます。
  • イベントの規模や信頼性によっては、自社のイメージアップにつながります。
  • 費用負担が協賛に比べて少ない傾向があります。

【後援する側のデメリット】

  • 直接的なプロモーション効果は期待しにくいです。
  • イベントが炎上したり、不祥事を起こしたりした場合、名義を貸した側もイメージダウンにつながるリスクがあります。

【イベント主催者側のメリット】

  • イベントの信頼性や権威性を高めることができます。
  • 集客や広報活動において、後援団体の力を借りられる場合があります。
  • イベントの成功確率を高めることができます。

【イベント主催者側のデメリット】

  • 後援を得るための申請手続きが必要になります。
  • 後援団体の意向を尊重する必要が出てくる場合があります。
「協賛」と「後援」の使い分け

では、どのような場合に「協賛」を選び、どのような場合に「後援」を選ぶべきでしょうか。これは、イベントの目的や、支援する側の意図によって大きく変わってきます。

【協賛が適しているケース】

  • 企業PRを重視したいイベント: 新商品の発売記念イベントや、特定のサービスをアピールしたい展示会など、直接的なビジネスにつなげたい場合に協賛は効果的です。
  • 運営資金が不足しているイベント: イベントを成功させるために、資金や物資の支援が不可欠な場合、協賛企業を探すことが現実的です。
  • 参加者との交流を深めたいイベント: ブース出展やワークショップなどを通じて、参加者と直接コミュニケーションを取りたい場合に協賛は適しています。

【後援が適しているケース】

  1. 公益性の高いイベント: 地域の祭り、文化イベント、チャリティコンサートなど、社会貢献や地域活性化を目的としたイベントには、後援がふさわしい場合が多いです。
  2. イベントの権威性を高めたい場合: 行政機関や大学などが後援につくことで、イベントの信頼性が増し、より多くの人の関心を引きつけやすくなります。
  3. 広報・PR支援を期待する場合: 後援団体の持つネットワークやメディアとのつながりを活用して、イベントの周知を図りたい場合にも後援は有効です。
協賛・後援の依頼方法

イベントを企画する上で、協賛や後援を得ることは非常に重要です。では、どのように依頼すれば良いのでしょうか。

【協賛依頼のポイント】

  • 魅力的な企画書を作成する: イベントの目的、ターゲット層、期待される効果などを明確に伝え、協賛するメリットを具体的に示しましょう。
  • ターゲット企業をリサーチする: 自社のイベントと親和性の高い企業を選ぶことが重要です。
  • 丁寧なコミュニケーションを心がける: 一度断られたとしても、関係性を保ち、次回の機会につなげることが大切です。

【後援依頼のポイント】

  1. 依頼先の選定: イベントの趣旨に合致する公的機関や団体を選びましょう。
  2. 正式な依頼文書の提出: イベント概要、目的、後援によるメリットなどを明記した依頼状を提出します。
  3. 柔軟な対応: 後援団体の要望や条件に、可能な範囲で応じる姿勢が大切です。

これらのポイントを踏まえ、計画的にアプローチすることで、協賛や後援を得られる可能性が高まります。

いかがでしたでしょうか? 協賛 と 後援 の 違い、そしてそれぞれの役割を理解することで、イベントの企画や支援がよりスムーズに進むはずです。イベントを成功させるためには、これらの違いをしっかりと把握し、目的に合った支援の形を選ぶことが重要です。

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