「日誌」と「日記」、どちらも「日々(ひび)の出来事(できごと)を記録(きろく)する」という点では似(に)ていますが、実は(じつは)そこに大切(たいせつ)な「日誌 と 日記 の 違い」があります。この二つの言葉(ことば)の使(つか)い方(かた)をしっかり理解(りかい)することで、あなたの文章(ぶんしょう)表現(ひょうげん)がもっと豊(ゆた)かになりますよ!

日誌と日記、何が違うの?~記録の目的と対象~

まず、一番(いちばん)大(おお)きな「日誌 と 日記 の 違い」は、その「記録(きろく)する目的(もくてき)」と「対象(たいしょう)」にあります。

日記は、どちらかというと「個人の内面(こじんのないめん)や感情(かんじょう)、日々の生活(せいかつ)で起(お)こった個人的(こじんてき)な出来事(できごと)」を、自由(じゆう)に書(か)き留(とど)めるものです。だから、誰(だれ)かに見(み)せるというよりは、自分自身(じぶんじしん)の思(おも)いを整理(せいり)したり、後(あと)で読(よ)み返(かえ)して懐(なつ)かしんだりするのに使(つか)われます。 自分自身との対話 、と言えるかもしれませんね。

  • 日記の主な特徴:
    • 個人の感情や思いを重視
    • 自由な形式で記述
    • 自分自身のための記録

一方(いっぽう)で、日誌は「仕事(しごと)や学業(がくぎょう)、研究(けんきゅう)などの活動(かつどう)や進捗状況(しんちょくじょうきょう)、事実(じじつ)」を客観的(きゃっかんてき)に記録(きろく)することが目的(もくてき)です。報告(ほうこく)や引継(ひきつ)ぎ、成果(せいか)の確認(かくにん)など、他者(たしゃ)が読(よ)むことを想定(そうてい)して書(か)かれることが多(おお)いです。

項目 日記 日誌
目的 個人の感情、内省 活動報告、進捗確認
対象 個人的な出来事、感情 仕事、学業、研究の事実

日誌の書き方:客観性と具体性

日誌の最大(さいだい)のポイントは、「客観性(きゃっかんせい)」と「具体性(ぐたいせい)」です。感情(かんじょう)を交(ま)ぜずに、何(なに)が起(お)きたのか、いつ、どこで、誰(だれ)が、どのようにしたのかを、事実(じじつ)として淡々(たんたん)と書(か)くことが大切(たいせつ)です。

たとえば、仕事(しごと)の日誌であれば、「今日(きょう)は〇〇の資料(しりょう)を作成(さくせい)しました。」のように、具体的(ぐたいてき)な作業内容(さぎょうないよう)を明記(めいき)します。また、「〇時(じ)から会議(かいぎ)があり、△△について議論(ぎろん)しました。」のように、時間(じかん)や場所(ばしょ)、参加者(さんかしゃ)などを加(くわ)えると、より分かりやすい日誌になります。

  1. 日誌に含めると良い要素:
    1. 日付と曜日
    2. 時間
    3. 場所
    4. 活動内容
    5. 結果・成果
    6. 課題・問題点

日誌は、後(あと)で自分(じぶん)が振(ふ)り返(かえ)るためだけでなく、チームのメンバーや上司(じょうし)など、他(ほか)の人(ひと)が読(よ)むことで、情報(じょうほう)共有(きょうゆう)や引継(ひきつ)ぎに役立(やくだ)ちます。だから、誰(だれ)が読(よ)んでも理解(りかい)できるように、専門用語(せんもんようご)の使(つか)い方(かた)にも注意(ちゅうい)が必要です。

日記の書き方:素直な感情表現

一方(いっぽう)で、日記は「素直(すなお)な感情表現(かんじょうひょうげん)」が魅力(みりょく)です。「今日(きょう)は嬉(うれ)しかった」「ちょっと悲(かな)しかったな」といった、その日(ひ)の気持(きも)ちをありのままに書(か)くことで、自分(じぶん)の心(こころ)と向き合(むきあ)う時間(じかん)になります。

日記には、決(き)まった書(か)き方(かた)はありません。絵(え)を添(そ)えたり、詩(し)のように短(みじか)く書(か)いたり、箇条書(かじょうが)きにしたりと、自由(じゆう)に楽(たの)しんで書(か)くことができます。大切なのは、自分(じぶん)が書(か)いていて心地(ここち)よいかどうかです。

  • 日記の楽しみ方:
    • その日の出来事を感情豊かに
    • 好きな言葉や詩を書き留める
    • 絵や写真などを貼る
    • 読書感想を記録する

日記を書(か)くことは、ストレス解消(かいしょう)になったり、自己理解(じこりかい)を深(ふか)めたりする効果(こうか)もあります。後(あと)で読(よ)み返(かえ)した時(とき)に、その時(とき)の自分(じぶん)の成長(せいちょう)や変化(へんか)に気(き)づくことができるでしょう。

「日誌」と「日記」の使われ方

「日誌」という言葉(ことば)は、特(とく)に「職業(しょくぎょう)」や「学校(がっこう)」、「部活動(ぶかつどう)」などの場面(ばめん)でよく使(つか)われます。例(たと)えば、小学校(しょうがっこう)の先生(せんせい)が書(か)く「授業日誌(じゅぎょうにっし)」や、研究室(けんきゅうしつ)の学生(がくせい)が書(か)く「実験日誌(じっけんにっし)」、会社(かいしゃ)の営業担当者(えいぎょうたんとうしゃ)が書(か)く「営業日誌(えいぎょうにっし)」などが挙(あ)げられます。

これらの日誌は、その日(ひ)の業務(ぎょうむ)や活動(かつどう)の記録(きろく)を、具体的(ぐたいてき)かつ正確(せいかく)にまとめることが目的(もくてき)です。そのため、後(あと)で「いつ、何(なに)をしたのか」「どのような結果(けっか)になったのか」などを確認(かくにん)する際(さい)に、非常(ひじょう)に役立(やくだ)ちます。

一方(いっぽう)で、「日記」は、より個人的(こじんてき)な使(つか)い方(かた)が一般的(いっぱんてき)です。学生(がくせい)の「学生日記(がくせいにっき)」や、有名人(ゆうめいじん)の「エッセイ日記(にっき)」など、個人(こじん)が感(かん)じたことや考(かんが)えたことを自由(じゆう)に綴(つづ)るものが多(おお)いです。旅行(りょこう)の思(おも)い出(で)を記(しる)す「旅行日記(りょこうにっき)」なども、まさに日記ならではの使(つか)われ方(かた)と言えるでしょう。

場面 よく使われる言葉 記録の目的
仕事・学校・部活 日誌 客観的な活動報告、進捗確認
個人的な記録 日記 感情の記録、内省、思い出

日誌と日記の共通点~記録することの価値~

「日誌 と 日記 の 違い」をここまで見てきました。しかし、どちらにも共通(きょうつう)する非常(ひじょう)に大切(たいせつ)な価値(かち)があります。それは、「記録(きろく)すること」そのものの価値(かち)です。

日々(ひび)の出来事(できごと)を記録(きろく)することで、自分(じぶん)が何(なに)を経験(けいけん)し、何(なに)を学(まな)んだのかを明確(めいかく)にすることができます。これは、成長(せいちょう)の糧(かて)となり、将来(しょうらい)の自分(じぶん)を助(たす)ける力(ちから)になります。

  1. 記録することのメリット:
    1. 過去の経験を振り返ることができる
    2. 自分の成長を実感できる
    3. 問題解決のヒントが見つかる
    4. 記憶の定着を助ける

また、記録(きろく)をすることで、記憶(きおく)だけでは忘(わす)れてしまうような些細(ささい)なことや、大切(たいせつ)な気持(きも)ちを形(かたち)に残(のこ)すことができます。これは、自分(じぶん)の歩(あゆ)んできた道(みち)を確(たし)かめる作業(さぎょう)でもあります。

日誌と日記、どちらを選ぶ?

さて、「日誌 と 日記 の 違い」が分かってきたところで、あなたはどちらを書(か)きたいと思(おも)いますか?

もし、あなたが今日(きょう)あった出来事(できごと)を、仕事(しごと)や勉強(べんきょう)の記録(きろく)として、誰(だれ)かに伝(つた)える必要(ひつよう)がある場合(ばあい)は、「日誌」が適(てき)しています。客観的(きゃっかんてき)に事実(じじつ)を整理(せいり)して書(か)くことを意識(いしき)しましょう。

  • 日誌が適している場合:
    • 業務報告が必要な時
    • 学習の進捗を記録したい時
    • チーム内での情報共有

一方(いっぽう)で、自分(じぶん)の思(おも)いや感(かん)じたこと、日(ひ)々の細(こま)かい感情(かんじょう)を大切(たいせつ)にしたいと思(おも)うなら、「日記」がぴったりです。心(こころ)のおもむくままに、自由(じゆう)に書(か)いてみてください。

もちろん、両方(りょうほう)を併用(へいよう)することも可能(かのう)です。仕事(しごと)の合間(あいま)に「日誌」をつけ、休(やす)みの日(ひ)や寝(ね)る前(まえ)に「日記」をつける、というように、自分(じぶん)のスタイルに合(あ)わせて楽(たの)しむのが一番(いちばん)です。

まとめ:記録は自分を豊かにする

「日誌 と 日記 の 違い」は、記録(きろく)する「目的(もくてき)」と「対象(たいしょう)」にあります。日誌は客観的(きゃっかんてき)な事実(じじつ)を、日記は主観的(しゅかんてき)な感情(かんじょう)を記録(きろく)します。

どちらの記録(きろく)も、自分自身(じぶんじしん)を成長(せいちょう)させ、日(ひ)々(ひ)をより豊(ゆた)かにしてくれるはずです。今日(きょう)からあなたも、日誌(にっし)や日記(にっき)をつける習慣(しゅうかん)を始(はじ)めてみませんか?

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