日本語を勉強している皆さん、こんにちは!今日は「敬語」と「尊敬語」の違いについて、分かりやすく説明しますね。「敬語」と「尊敬語」の違い、なんだか難しそう…と思っているかもしれませんが、実は私たちの日常会話にも深く関わっているんです。この違いを理解することで、もっと自然で丁寧な日本語が話せるようになりますよ。

敬語の全体像と尊敬語の位置づけ

まず、「敬語」というのは、相手への敬意を示すための言葉遣いの総称です。相手を敬う気持ちを表すために、普段使っている言葉をそのまま使うのではなく、特別な言い方に変えるんですね。この「敬語」という大きな枠の中に、いくつかの種類があって、その中でも特に重要なのが「尊敬語」なんです。 相手や相手の行動を高く敬うことが、尊敬語の最も大切な役割です。

具体的に見てみましょう。尊敬語には、次のような特徴があります。

  • 相手の動作や存在を高めて表す
  • 相手に話しかけるときは、直接は使いにくい
  • 話している自分や、自分側の人間には絶対に使わない

尊敬語が使われている例をいくつかご紹介します。

  1. 「先生は おっしゃいました 。」(「言いました」の尊敬語)
  2. 「社長が いらっしゃいます 。」(「来ます」の尊敬語)
  3. 「その本は、 お読みになりました か。」(「読みましたか」の尊敬語)

謙譲語との違い:自分を下げることで相手を敬う

尊敬語と並んで、敬語のもう一つの大きな柱が「謙譲語」です。尊敬語が相手を「高く」することで敬意を表すのに対し、謙譲語は自分や自分の身内を「低く」することで、相対的に相手への敬意を高める表現方法です。これは、相手への配慮を示す上で非常に重要なんですよ。

謙譲語の基本的な考え方は以下の通りです。

相手の行動 尊敬語 謙譲語
言う おっしゃる 申し上げる
行く いらっしゃる 伺う、参る
見る ご覧になる 拝見する

謙譲語を使った例文を見てみましょう。

  • 「明日、 伺います 。」(「行きます」の謙譲語)
  • 「この資料を 拝見します 。」(「見ます」の謙譲語)
  • 「ご迷惑をおかけして、 申し訳ありません 。」(「ごめんなさい」の謙譲語)

丁寧語:当たり前の丁寧さを保つ

「丁寧語」は、尊敬語や謙譲語ほど相手を特別に高くしたり、自分を低くしたりするわけではありませんが、言葉遣いを丁寧にすることで、相手に不快感を与えないようにする表現です。日常会話で一番よく使われる敬語と言えるでしょう。

丁寧語の主な特徴は以下の通りです。

  1. 「です」「ます」をつける
  2. 言葉の前に「お」や「ご」をつける

具体例です。

  • 「これは 美味しいです 。」
  • お元気ですか 。」
  • ご安心ください 。」

使い分けのポイント:誰に、どんな状況で?

敬語を使い分ける上で一番大切なのは、「誰に、どんな状況で話しているか」を常に意識することです。相手との関係性や、話す場所、話題の内容によって、適切な敬語が変わってきます。迷ったときは、少し丁寧すぎるくらいでも大丈夫ですよ。

例えば、

  • 上司や先生など、自分より立場が上の人には、尊敬語や謙譲語を使いましょう。
  • 初めて会う人や、あまり親しくない人には、丁寧語を基本に、必要に応じて尊敬語や謙譲語を使いましょう。
  • 友達や家族など、親しい間柄では、丁寧語を使う必要はありません。

尊敬語と謙譲語が混同しやすい場面

尊敬語と謙譲語は、どちらも相手への敬意を示す言葉ですが、その使い方が似ているため、混同しやすい場面があります。特に、相手の動作と自分の動作を区別して考えることが大切です。

例を挙げると、

  • 相手が「話す」ときは「 おっしゃる 」(尊敬語)
  • 自分が「話す」ときは「 申し上げる 」(謙譲語)

このように、誰の動作なのかをはっきりさせてから、ふさわしい敬語を選びましょう。

「〜れる」「〜られる」の二重敬語に注意!

日本語には、「〜れる」や「〜られる」という形で尊敬語を作る場合があります。例えば、「読む」の尊敬語は「お読みになる」ですが、「読まれる」と言うこともあります。しかし、ここにさらに「お」や「ご」をつけると、「 お読まれる 」という二重敬語になってしまい、これは間違いです。尊敬語と「〜れる」「〜られる」の使い分けは、注意が必要なポイントです。

正しい例としては、

  • 「先生が お読みになります 。」
  • 「先生が 読まれます 。」

お読まれます 」は使わないようにしましょう。

まとめ:敬語をマスターして、ワンランク上の日本語を!

「敬語」と「尊敬語」の違い、そしてその他の敬語について、少しは理解が深まったでしょうか?最初は難しく感じるかもしれませんが、これらの言葉は、相手への敬意や感謝の気持ちを伝えるための大切なツールです。これからも、意識して使っていくことで、きっと自然に使いこなせるようになりますよ。

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