「貯蓄を始めたいけど、どっちがいいの?」そんな疑問をお持ちの方へ。今回は、よく似ているようで異なる「定期預金」と「積立預金」の違いについて、分かりやすく解説します。この違いを知ることで、あなたにぴったりの貯蓄方法が見つかるはずです。

「まとまったお金」を「決まった期間」預ける定期預金

定期預金は、あらかじめ決めた金額を、あらかじめ決めた期間、銀行に預けておく方法です。例えば、「100万円を1年間、金利〇%で預ける」といった具合ですね。満期が来るまでは原則として引き出せないので、 計画的に貯蓄したい場合にとても有効 です。

定期預金には、いくつか種類があります。

  • 普通預金 :いつでも出し入れできる、普段使いの預金
  • 定期預金 :満期まで預けておくと、普通預金より高い金利がもらえる
  • 大口定期預金 :まとまった金額を預けることで、さらに高い金利が期待できる

定期預金のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

メリット 普通預金より金利が高い
計画的に貯蓄できる
デメリット 満期まで引き出せない
まとまった資金が必要

「毎月コツコツ」積み立てる積立預金

一方、積立預金は、毎月決まった金額を、決まった日に自動的に普通預金口座から定期預金口座などに移していく方法です。いわば、「貯金箱に毎日お金を入れる」のを銀行が代わりにやってくれるイメージです。 毎月無理なく貯蓄を続けたい方におすすめ です。

積立預金には、様々な貯め方があります。

  1. 毎月決まった額を積み立てる :毎月1万円ずつ、など
  2. 給料日後に積み立てる :給料が入った直後に自動で積み立て
  3. ボーナス時に積み立てる :ボーナスの一部をまとめて積み立て

積立預金の魅力は、その手軽さにあります。

  • 自動引き落としなので、 うっかり使い込んでしまう心配が少ない
  • 少額から始められるので、 貯蓄初心者でも取り組みやすい
  • コツコツ続けることで、 まとまった金額に成長 していく。

定期預金と積立預金、どっちを選ぶ?

では、具体的にどのような場合にどちらを選ぶのが良いのでしょうか。これは、あなたの貯蓄の目的や状況によって変わってきます。

例えば、以下のようなケースが考えられます。

  • 「1年後に旅行に行くために、今ある50万円を増やしたい!」 → 定期預金が向いている
  • 「毎月少しずつでもいいから、将来のために貯めていきたい。」 → 積立預金が向いている

どちらの方法にもメリットがあるので、両方を組み合わせて利用するのも賢い方法です。例えば、まずは積立預金で毎月コツコツ貯めて、ある程度まとまったら一部を定期預金に回す、といった具合です。

金利で比較!お得なのはどっち?

一般的に、まとまった金額を長期間預ける定期預金の方が、積立預金よりも金利が高い傾向にあります。これは、銀行側がまとまった資金を運用しやすいためです。

しかし、近年は低金利時代なので、銀行や預金の種類によって金利は大きく異なります。 少しでも多く金利を得たい場合は、各銀行の金利を比較検討することが大切 です。

金利の比較ポイントは以下の通りです。

  • 年利(年率) :1年間預けた場合にどれくらい増えるかの割合
  • 複利効果 :利息が元本に組み込まれて、さらに利息がつくこと。長期間積立すると効果的。

どんな時に使う?それぞれの活用シーン

それぞれの預金がどんな目的やシーンで活用できるかを見てみましょう。

定期預金がおすすめのシーン

  • まとまった資金の保管 :将来の大きな買い物(車や住宅の頭金など)のために、一時的にまとまったお金を安全に保管したい場合。
  • 短期的な目標達成 :数ヶ月後、1年後など、明確な期日までにいくら貯めたいという目標がある場合。
  • 「貯蓄癖」をつける第一歩 :まずまとまったお金を預けてしまうことで、手をつけずに貯める習慣を身につけたい場合。

積立預金がおすすめのシーン

  • 将来のための計画的な貯蓄 :老後資金、教育資金など、長期的な視点でコツコツ貯めていきたい場合。
  • 給与天引きで貯蓄したい :給与が振り込まれたらすぐに貯蓄分が引かれるようにしたい場合(財形貯蓄など)。
  • 「つもり貯金」が苦手な人 :自分で貯蓄を意識するのが難しいと感じる人でも、自動で貯まるので安心。

元本割れのリスクは?

定期預金も積立預金も、預金保険制度の対象 です。これは、万が一銀行が破綻しても、預金者一人あたり、1つの銀行ごとに「元本1,000万円までとその利息」が保護されるという制度です。そのため、 元本割れのリスクはほとんどありません 。これは、株式投資などと大きく異なる点です。

ただし、注意点があります。

  • 預金保険制度は、 1つの金融機関ごとに適用 されます。
  • 預金保険制度の対象外となる金融商品もありますので、注意が必要です。

まとめ:あなたに合った貯蓄方法を見つけよう

定期預金と積立預金、それぞれの特徴がお分かりいただけたでしょうか。どちらも安全に貯蓄を増やすための有効な手段です。ご自身のライフプランや貯蓄の目的に合わせて、最適な方法を選んでみてください。迷ったときは、両方を賢く組み合わせて利用するのも良いでしょう。

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