「なんだか身体がだるいな」「肩や腰が痛いな」と思ったとき、あなたは「整体」と「整骨院」、どちらに行こうか迷ったことはありませんか?実は、「整体」と「整骨院」は、その目的やアプローチが少し違うのです。今回は、この「整体 と 整骨 院 の 違い」を分かりやすく解説し、あなたの身体の状態に合った場所を見つけるお手伝いをします。

「整体」と「整骨院」の根本的な違い

まず、一番大切な「整体 と 整骨 院 の 違い」は、その成り立ちと、どのような状態の人を対象としているかという点です。整体は、古くから伝わる日本の手技療法で、身体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目的としています。一方、整骨院は、国家資格を持った柔道整復師が、骨折、脱臼、捻挫、打撲などの怪我(外傷性)の治療やリハビリテーションを行う医療機関です。 この「怪我の治療」か「身体全体のバランス調整」かという点が、両者の最も大きな違いと言えます。

整体では、以下のようなアプローチで身体の不調を改善していきます。

  • 筋肉の緊張を和らげる
  • 骨格の歪みを調整する
  • 内臓の働きを整える
  • 自律神経のバランスを整える

対して、整骨院では、問診や触診を通して、患者さんの怪我の状態を正確に把握し、以下のような施術を行います。

  1. 患部の固定(テーピングやギプスなど)
  2. 温熱療法(電気治療や温熱パックなど)
  3. 運動療法(リハビリテーション)
  4. 徒手による整復(骨折や脱臼の処置)

さらに、両者の違いをまとめた表を見てみましょう。

項目 整体 整骨院
主な目的 身体全体のバランス調整、自然治癒力向上 怪我(外傷性)の治療、リハビリ
施術者 整体師(民間資格) 柔道整復師(国家資格)
保険適用 原則なし 一部あり(骨折、脱臼、捻挫、打撲など)

「整体」の施術内容と期待できる効果

整体では、骨盤や背骨の歪みを優しく矯正したり、筋肉のコリをほぐしたりすることで、身体のバランスを整えていきます。例えば、長時間同じ姿勢でいることによる肩こりや腰痛、猫背の改善、さらには自律神経の乱れによる不眠や頭痛の緩和などが期待できます。 身体の根本的な調子を整えたい、リラックスしたいという方には、整体がおすすめです。

整体の施術は、以下のような特徴があります。

  • 身体に負担の少ない優しい手技
  • 全身をくまなくチェックし、個々の状態に合わせた施術
  • セルフケアのアドバイスも行われることが多い

整体で得られる効果としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 身体の歪みが整い、姿勢が改善される
  2. 血行が促進され、コリや痛みが和らぐ
  3. 内臓の働きが活性化され、体調が良くなる
  4. リラックス効果により、ストレスが軽減される

どのような状態の時に整体を選ぶと良いか、いくつか例を挙げます。

  • 慢性的な肩こりや腰痛
  • 姿勢の悪さが気になる
  • 疲れが取れにくい
  • なんとなく身体の調子が悪い
  • リフレッシュしたい

「整骨院」での治療と対象となる症状

整骨院は、いわゆる「怪我」の治療に特化しています。例えば、スポーツで転んで膝を捻った、日常生活でぎっくり腰になってしまった、といった急性の痛みに対応してくれます。柔道整復師という国家資格を持った専門家が、科学的根拠に基づいた施術を行います。 痛みの原因となっている「怪我」を正確に診断し、早期回復を目指すのが整骨院の役割です。

整骨院で主に治療される症状は以下の通りです。

  • 捻挫
  • 打撲
  • 挫傷(ざしょう)
  • 骨折(応急処置、専門医への紹介)
  • 脱臼(応急処置、専門医への紹介)
  • 肩こりや腰痛(原因が怪我によるもの)

整骨院での施術は、怪我の程度によって異なりますが、一般的には以下のような流れで行われます。

  1. 問診・触診による状態の確認
  2. レントゲンやMRIなどの画像診断(必要に応じて)
  3. 固定、安静、冷却などの処置
  4. 物理療法(電気療法、温熱療法など)
  5. 徒手による整復、包帯固定
  6. リハビリテーション、運動指導

整骨院では、健康保険が適用される場合があるため、医療費の負担を抑えられることもメリットです。

「整体」と「整骨院」で「保険」は使える?

「整体 と 整骨 院 の 違い」を考える上で、保険の適用は重要なポイントです。整体は、民間療法であり、病気や怪我の治療を目的としたものではないため、原則として健康保険の適用はありません。施術料は全額自己負担となります。一方、整骨院は、柔道整復師が施術を行い、骨折、脱臼、捻挫、打撲などの外傷性の怪我に対しては、健康保険が適用される場合があります。ただし、慢性的な肩こりや疲労からくる腰痛など、怪我以外の症状には保険が適用されないことが多いので注意が必要です。

保険適用について、もう少し詳しく見てみましょう。

  • 整体: 基本的には自由診療。
  • 整骨院:
    1. 骨折、脱臼(応急処置以外は医師の同意が必要)
    2. 捻挫、打撲、挫傷

保険適用を受けるためには、症状によっては医師の診断書や同意書が必要になる場合もあります。受診する前に、整骨院に保険適用について確認することをおすすめします。

「整体」と「整骨院」、どんな時にどっちを選ぶ?

「整体 と 整骨 院 の 違い」を理解した上で、あなた自身の身体の状態に合わせて、どちらを選ぶかを判断しましょう。もし、急な怪我や、スポーツによる痛み、日常生活でぶつけたり捻ったりした場合は、まず整骨院を受診するのが良いでしょう。専門家が怪我の状態を正確に診断し、適切な処置をしてくれます。 身体の不調が、明確な「怪我」によるものなのかどうかを基準に考えると分かりやすいかもしれません。

以下に、それぞれの選択肢を例示します。

  • 整骨院を選ぶべきケース:
    1. 階段から落ちて足首を捻った
    2. 部活中に膝を痛めた
    3. 重いものを持ってぎっくり腰になった
  • 整体を選ぶべきケース:
    1. 長時間のデスクワークで肩こりがひどい
    2. 産後の骨盤の歪みが気になる
    3. 姿勢を良くしたい
    4. なんとなく身体が重く、スッキリしない

もちろん、慢性的な腰痛でも、原因が姿勢の悪さや身体の歪みにある場合は、整体で改善する可能性もあります。迷った場合は、両方の施設に一度相談してみるのも良いでしょう。

「整体」と「整骨院」の「施術者」について

「整体 と 整骨 院 の 違い」は、施術者の資格にも現れます。整骨院で施術を行うのは、柔道整復師という国家資格を持った専門家です。国家試験に合格した、医学的な知識と技術を持った施術者と言えます。一方、整体師には、法的に定められた国家資格はありません。民間の団体が認定する資格制度がありますが、そのレベルは団体によって様々です。 だからといって、整体師の技術が劣るということではありません。 経験豊富で高い技術を持つ整体師もたくさんいます。

施術者の資格についてまとめると以下のようになります。

  • 整骨院: 柔道整復師(国家資格)
  • 整体: 整体師(民間資格、または無資格の場合も)

どちらの施術者を選ぶにしても、事前に口コミや評判を調べたり、体験談を聞いたりして、信頼できる施術者を見つけることが大切です。

「整体」と「整骨院」で「施術時間」は違う?

「整体 と 整骨 院 の 違い」を施術時間という観点から見ると、一般的には、整体の方が時間をかけて全身を丁寧に施術する傾向があります。身体全体のバランスを診ながら、一人ひとりの状態に合わせて時間をかけて施術を行うため、1回の施術時間は長くなることが多いです。一方、整骨院では、怪我の部位や状態に応じて、集中的に治療を行います。保険診療の場合は、施術内容や時間がある程度定められていることもあります。 ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、個々の施設や担当者によって施術時間は異なります。

施術時間に関する一般的な特徴は以下の通りです。

  • 整体:
    1. 全身を丁寧に施術するため、1回の施術時間が長め(45分〜90分程度)
    2. 予約制で、ゆったりとした時間を確保
  • 整骨院:
    1. 怪我の治療に特化し、短時間で集中的な施術を行うことも
    2. 保険診療の場合は、規定の時間に準ずる場合がある
    3. 予約制の場合と、受付順の場合がある

施術時間だけでどちらが良いかを判断するのではなく、施術内容や自分の希望する時間に合わせて選ぶと良いでしょう。

「整体」と「整骨院」で「通院頻度」は違う?

「整体 と 整骨 院 の 違い」は、通院頻度にも影響します。「怪我の治療」を目的とする整骨院では、早期回復のために、比較的高い頻度での通院を勧められることがあります。例えば、1週間に数回、数ヶ月間といったペースです。一方、整体は、身体の根本的な改善を目指し、状態を維持していくことを目的とすることが多いため、通院頻度は個人のペースや状態に合わせて調整されることが多いです。最初は週に1回程度で、徐々に間隔を空けていく、というケースも少なくありません。 無理のない範囲で、継続して通える頻度を選ぶことが、改善への近道です。

通院頻度について、一般的な傾向は以下のようになります。

  • 整骨院:
    1. 怪我の回復状況により、高頻度での通院が必要な場合がある
    2. 一定期間、集中的に通院することが多い
  • 整体:
    1. 個人のペースや体調に合わせて、頻度を調整できる
    2. メンテナンスとして、月1〜2回程度通う人も

どちらの施設を選ぶにしても、自分のライフスタイルや予算に合わせて、無理なく続けられる頻度を相談することが大切です。

このように、「整体」と「整骨院」にはそれぞれ異なる特徴と得意分野があります。あなたの身体の悩みが「怪我」によるものなのか、それとも「身体全体のバランスの乱れ」によるものなのかを考えて、最適な場所を選んでみてください。どちらの施設でも、経験豊富な専門家があなたの健康をサポートしてくれるはずです。

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