「呼吸器科」と「呼吸器内科」、どちらも呼吸に関係する病気を診てくれるのはわかるけれど、具体的に何が違うの? と疑問に思ったことはありませんか? 実はこの二つ、実はほとんど同じものを指しているんです。ここでは、 呼吸器科と呼吸器内科の違い を、わかりやすく解説していきますね。

「科」と「内科」の呼び方の違いについて

まず、一番大きな違いは「科」という言葉と「内科」という言葉の使われ方です。病院の受付や紹介状で「呼吸器科」と書かれている場合と、「呼吸器内科」と書かれている場合がありますが、どちらも基本的には同じ専門分野を扱っています。つまり、 呼吸器科と呼吸器内科の違い は、ほとんどありません。

昔は「呼吸器科」という名称が一般的でしたが、最近ではより専門性を明確にするために「呼吸器内科」と呼ぶ病院が増えてきている傾向にあります。これは、内科の中でも特に呼吸器系の病気に特化していることを示すためです。

例えるなら、中学校で「数学科」と「数学科」という名前のクラスがあったとしても、習う内容は同じですよね。それと同じような感覚で理解していただけると良いでしょう。では、具体的にどのような病気を診てもらえるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

  • 「呼吸器科」:呼吸器系の病全般を扱う
  • 「呼吸器内科」:内科の中でも呼吸器系に特化

具体的にどんな病気を診てくれるの?

呼吸器科や呼吸器内科で診てもらえる病気は、呼吸をするために必要な臓器、つまり肺や気管、気管支、胸膜などに関わるものです。例えば、風邪をひいて咳が長引く、痰が絡むといった軽い症状から、もっと専門的な治療が必要な病気まで幅広く対応しています。

具体的には、以下のような病気が挙げられます。

  1. 気管支喘息
  2. COPD(慢性閉塞性肺疾患)
  3. 肺炎
  4. 気胸
  5. 間質性肺炎
  6. 肺がん

これらの病気は、日常生活で息苦しさを感じたり、激しい咳に悩まされたりするなど、生活の質に大きく影響を与えることがあります。早期発見と適切な治療が非常に重要です。

どんな時に「呼吸器科」や「呼吸器内科」を受診するべき?

「なんだか息がしにくいな」「咳が止まらないな」と感じたら、迷わず呼吸器科や呼吸器内科を受診しましょう。自己判断で様子を見てしまうと、病気が進行してしまう可能性もあります。早期に専門医の診断を受けることが、 呼吸器科と呼吸器内科の違い を意識するよりも大切です。

受診の目安となる症状は以下の通りです。

症状 具体的な例
長引く咳、血痰が出る咳、痰が黄色や緑色
息切れ 少し動いただけでも息が苦しい、階段を上るのがつらい
胸の痛み 呼吸をすると痛む、圧迫感がある
量が多い、色がおかしい

これらの症状が一つでもある場合、呼吸器系の病気が隠れている可能性があります。

「内科」との関係性

「内科」は、内臓の病気を幅広く診てくれる科ですが、呼吸器科・呼吸器内科は、その内科の中でも特に呼吸器系に特化した専門分野と言えます。風邪やインフルエンザなど、呼吸器系の症状も内科で診てもらえることはありますが、より専門的な検査や治療が必要になった場合に、呼吸器科・呼吸器内科の医師が担当することになります。

例えば、

  • 風邪の初期症状:まずはかかりつけの内科でも良い
  • 長引く咳やひどい息切れ:呼吸器科・呼吸器内科へ

このように、症状の重さや期間によって、受診する科を使い分けることも賢明です。

「外科」との違いは?

呼吸器科・呼吸器内科が「内科」であるのに対し、「呼吸器外科」は「外科」の分野になります。内科が薬物療法や内視鏡検査などで病気を治療するのに対し、外科は手術によって病気を治療するのが特徴です。

呼吸器外科で扱う主な手術としては、

  1. 肺がんの手術
  2. 気胸に対する手術
  3. 気管支拡張症の手術

などが挙げられます。もちろん、診断や術後の経過観察などは呼吸器内科の医師と連携して行われることが多いです。

専門医の存在

呼吸器科や呼吸器内科には、呼吸器病学を専門に学んだ医師がいます。これらの医師は、最新の知識や技術を持ち、複雑な呼吸器系の病気に対しても的確な診断と治療を提供してくれます。 呼吸器科と呼吸器内科の違い を気にしすぎず、まずは専門医に相談することが大切です。

まとめ:どちらも「呼吸器の専門家」

結局のところ、呼吸器科と呼吸器内科は、どちらも呼吸器系の病気を専門に診てくれる科であり、その違いは呼び方のニュアンス程度と考えて差し支えありません。もし呼吸器系の症状で悩んでいる方がいたら、迷わず「呼吸器科」または「呼吸器内科」と書かれている病院を受診してくださいね。

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