「審美歯科」と「美容歯科」、この二つの言葉、なんとなく似ているようで、実は少し違いがあるんです。 審美 歯科 と 美容 歯科 の 違い をしっかり理解することで、あなたの口元の悩みにぴったりの治療法が見つかるはずですよ。
それぞれの「目的」を深掘り!審美歯科と美容歯科
まず、一番大切なのは、それぞれの「目的」の違いです。審美歯科は、単に見た目をきれいにするだけでなく、お口全体の健康や機能性を向上させることを重視します。例えば、虫歯で欠けた歯を、自然な色合いの詰め物で治すことで、見た目も機能も回復させるといったケースですね。 お口の健康は、全身の健康にもつながる 、という考え方が根底にあります。
一方、美容歯科は、より「美しさ」そのものを追求する傾向があります。例えば、歯を白くしたり、歯並びを整えたりすることで、より魅力的な笑顔を目指す治療が中心になります。もちろん、美容歯科の治療も、お口の健康を無視するわけではありませんが、 見た目の美しさが第一の目標 と言えるでしょう。
では、具体的にどのような治療があるのでしょうか?
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審美歯科の例
- 虫歯治療(セラミックの詰め物・被せ物)
- 歯周病治療後の改善
- 失った歯の補綴(インプラント、ブリッジ)
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美容歯科の例
- ホワイトニング
- ラミネートベニア
- セラミック矯正
「アプローチ」の違い:健康重視か、美しさ追求か
次に、治療への「アプローチ」の違いを見てみましょう。審美歯科では、まずお口全体の健康状態をしっかりと診断します。虫歯や歯周病がないか、噛み合わせはどうかなどを確認し、その上で最も適した治療法を提案します。 健康な状態をベースにした美しさ を目指すのが審美歯科のスタイルです。
例えば、歯並びが悪い場合でも、すぐに矯正治療を勧めるのではなく、まずは歯茎の健康状態をチェックし、必要であれば歯周病の治療を優先します。その後に、矯正治療や、セラミックを使った治療で見た目を整える、といった段階を踏むことが多いです。
対して美容歯科は、患者さんの「こうなりたい」という理想のイメージを重視し、それを実現するための治療法を提案します。もちろん、安全面や健康面への配慮はありますが、 「理想の笑顔」というゴール に向かって、最適な方法を一緒に探していくイメージです。
| 審美歯科 | 美容歯科 |
|---|---|
| 健康状態の診断を重視 | 患者さんの理想のイメージを重視 |
| 機能回復と美しさのバランス | 美しさの追求が第一 |
「期待できる効果」で比較!
審美歯科と美容歯科では、それぞれ期待できる効果にも違いがあります。審美歯科では、虫歯などで失われた歯の機能を取り戻し、見た目も自然に回復させることで、 食事や会話を快適に行えるようになります 。
例えば、噛み合わせが悪くて食べ物がうまく噛めなかったり、話しづらかったりする悩みが改善されることもあります。また、健康な歯茎や歯周組織を維持するためのアドバイスも受けられるため、長期的なお口の健康につながります。
一方、美容歯科では、歯の色が気になる、歯並びをきれいにしたい、もっと笑顔に自信を持ちたい、といった希望を叶えることで、 コンプレックスの解消や自己肯定感の向上 が期待できます。
「笑うと歯の黄ばみが気になる」「前歯のすき間が気になる」といった悩みが解決され、より積極的に人と関われるようになった、という声も多く聞かれます。
「治療の対象」となるお悩みとは?
では、具体的にどのようなお悩みが、審美歯科や美容歯科の対象となるのでしょうか。 あなたのお悩みに合った分野を選ぶことが大切 です。
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審美歯科が向いているお悩み
- 虫歯で歯が欠けてしまった
- 歯周病で歯茎が下がってしまい、歯が長くなったように見える
- 歯が抜けてしまい、入れ歯やブリッジで補いたい
- 歯の黄ばみが気になるが、まずは健康な歯を維持したい
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美容歯科が向いているお悩み
- 歯を白くして、明るい笑顔になりたい(ホワイトニング)
- 歯の形や色をきれいに整えたい(ラミネートベニア、セラミック)
- 歯並びを短期間で整えたい(セラミック矯正)
- 口元全体の印象を若々しく、美しくしたい
「治療法」の具体例で理解を深めよう
審美歯科と美容歯科では、用いる治療法にも違いがあります。 それぞれの特徴を理解しておくと、よりスムーズな相談 ができます。
審美歯科でよく使われる治療法には、以下のようなものがあります。
- セラミック治療(詰め物・被せ物) :虫歯で削った歯に、天然の歯に近い色合いのセラミック素材で詰め物や被せ物をする治療です。見た目も自然で、金属アレルギーの心配もありません。
- インプラント :失った歯の根っこ(歯槽骨)に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。自分の歯のように噛むことができ、見た目も自然です。
- ブリッジ :失った歯の両隣の健康な歯を削って土台にし、そこに橋のように人工の歯を連結して支える治療法です。
一方、美容歯科でよく行われる治療法は以下の通りです。
- オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング :歯科医院で行うホワイトニングと、自宅で行うホワイトニングです。歯の表面の着色汚れを分解し、歯を本来の白さに近づけます。
- ラミネートベニア :歯の表面をごく薄く削り、付け爪のような薄いセラミックの板を貼り付ける治療法です。歯の色、形、すきっ歯などを短期間で改善できます。
- セラミック矯正 :歯を削ってセラミックの被せ物をする際に、歯並びや形も同時に整える治療法です。ワイヤー矯正に比べて、短期間で治療が完了するのが特徴です。
「保険適用」の範囲もチェック!
審美歯科と美容歯科では、 保険が適用されるかどうかも、大きな違いの一つ です。ここを理解しておくと、治療費の目安も立てやすくなります。
一般的に、審美歯科の治療で、虫歯や事故によって歯を失ったり、欠けたりした場合の機能回復を目的とした治療は、保険適用となる場合があります。例えば、金属の詰め物やかぶせ物、一部のプラスチック素材などが保険診療の対象となります。
しかし、美容歯科の治療、例えばホワイトニングや、より審美性の高いセラミック素材を使った治療などは、 基本的に保険適用外(自費診療) となります。これは、これらの治療が、病気の治療ではなく、美しさを追求する目的で行われるためです。
ただし、最近では、虫歯治療でも保険適用される範囲で、より審美性の高い材料(CAD/CAM冠など)が使えるケースも増えています。担当の歯科医師に、保険適用になるか、自費診療になるか、しっかりと確認することが大切です。
| 治療分野 | 保険適用 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 審美歯科 | 一部あり | 機能回復、虫歯治療後の補綴 |
| なし | より高度な審美性の追求(自費の場合) | |
| 美容歯科 | なし(基本) | 歯を白くする、歯並びや形を整える |
「相談する際のポイント」を抑えよう
審美歯科と美容歯科、どちらの分野で治療を受けるか迷ったときは、 ご自身の「一番の悩み」と「なりたい姿」を明確にして相談する のがおすすめです。
例えば、「虫歯で歯が欠けてしまって、それが目立たないように治したい」という場合は、審美歯科の要素が強いでしょう。一方、「歯の色が気になるから、もっと真っ白できれいな歯になりたい」という場合は、美容歯科の出番かもしれません。
歯科医院によっては、審美歯科と美容歯科の両方のメニューを扱っているところも多くあります。カウンセリングでは、遠慮なく疑問点や希望を伝え、担当の歯科医師とじっくり話し合いましょう。 あなたの理想を叶えるための最善の方法 を一緒に見つけてくれるはずです。
「審美歯科」と「美容歯科」の違い、少しはイメージが湧きましたか?どちらの分野にも、あなたの笑顔を輝かせるための様々な治療法があります。ぜひ、ご自身の悩みに合った歯科医院で、専門家のアドバイスを聞いてみてください。