「国民 年金 と 厚生 年金 の 違い は?」と疑問に思っているあなたへ。日本の年金制度は、大きく分けて「国民年金」と「厚生年金」の2つがあります。どちらも将来、老後のお金として受け取れる大切な制度ですが、加入できる人やもらえる金額に違いがあります。この違いをしっかり理解して、将来に備えましょう!
国民年金と厚生年金、加入できる人の違い
まず、一番大きな違いは「誰が加入できるか」です。国民年金は、日本に住んでいる20歳から60歳までのすべての人(第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者)が加入する、いわば「基礎」となる年金です。自営業者や学生、無職の人などは、自分で国民年金保険料を納めることになります。
一方、厚生年金は、会社員や公務員など、どこかに勤めている人が加入する年金です。これは、国民年金に上乗せされる形で加入することになります。ですから、会社員や公務員は、国民年金と厚生年金の「両方」に加入していることになります。 この加入できる人の違いが、将来もらえる年金額にも大きく影響してくるのです。
- 国民年金 :20歳~60歳までの全国民が対象
- 厚生年金 :会社員・公務員など、企業等に勤めている人が対象
保険料の決まり方と負担方法
次に、保険料の決まり方と、誰がどうやって払うのかを見てみましょう。国民年金の保険料は、毎月一定額(2023年度は月額16,590円)です。これは、国民年金に加入している人が自分で納めることになります。ただし、収入が少ない学生や、世帯の収入が一定額以下の場合は、保険料の免除や猶予の制度もあります。
厚生年金の保険料は、給料(標準報酬月額)によって決まります。そして、この保険料は、会社員や公務員本人の給料から天引きされるだけでなく、会社(または勤務先)も半分負担してくれるという特徴があります。つまり、自分で全額を払う必要がないのです。
| 年金制度 | 保険料の決まり方 | 負担方法 |
|---|---|---|
| 国民年金 | 毎月一定額 | 本人負担 |
| 厚生年金 | 給料(標準報酬月額)によって変動 | 本人と会社(勤務先)が折半 |
もらえる年金額の仕組み
「国民 年金 と 厚生 年金 の 違い は」で、もらえる年金額についても理解しておきましょう。国民年金から支払われるのは「老齢基礎年金」です。これは、保険料を納めた期間に応じて決まります。例えば、20歳から60歳までの40年間、きちんと保険料を納め続けた場合、満額の老齢基礎年金を受け取ることができます。
一方、厚生年金に加入している人は、「老齢厚生年金」という、国民年金に上乗せされた年金も受け取ることができます。この老齢厚生年金の金額は、加入期間だけでなく、給料の額(つまり、厚生年金保険料をいくら払ったか)によって決まります。給料が高いほど、そして勤続期間が長いほど、もらえる老齢厚生年金は多くなります。
- 老齢基礎年金(国民年金部分)
- 老齢厚生年金(厚生年金部分)
会社員や公務員は、この1と2の両方を受け取れるため、一般的に自営業者などの国民年金加入者よりも、将来受け取れる年金額は多くなる傾向があります。
加入期間が短いとどうなる?
「国民 年金 と 厚生 年金 の 違い は」のポイントとして、加入期間も重要です。国民年金の場合、保険料を納めた期間が短いと、受け取れる老齢基礎年金の金額も少なくなります。例えば、経済的な理由で保険料を払えずに免除や猶予を受けた期間がある場合、その期間は年金額に反映されません。
厚生年金の場合も、加入期間が短いと老齢厚生年金の額は少なくなります。しかし、厚生年金は国民年金に上乗せされる形なので、たとえ加入期間が短くても、老齢基礎年金に加えていくらかの老齢厚生年金を受け取ることができます。 将来、少しでも多くの年金を受け取るためには、できるだけ長く保険料を納めることが大切です。
年金の種類と支給開始年齢
「国民 年金 と 厚生 年金 の 違い は」を理解する上で、年金の種類と、いつから受け取れるのか(支給開始年齢)も知っておくと良いでしょう。国民年金と厚生年金、どちらも主に「老齢給付」として、65歳から受け取れるのが基本です。ただし、条件によっては、もっと早く受け取れたり、遅らせて受け取れたりする制度もあります。
例えば、60歳から65歳までの間に、希望すれば繰り上げて年金を受け取る「繰上げ受給」という制度があります。この場合、受け取る年金額は減額されます。逆に、65歳以降に受け取りを遅らせる「繰下げ受給」をすると、受け取る年金額は増額されます。
- 基本支給開始年齢 :65歳
- 繰上げ受給 :60歳から可能(年金額減額)
- 繰下げ受給 :70歳まで可能(年金額増額)
障害になったら?病気やケガへの備え
「国民 年金 と 厚生 年金 の 違い は」で、老後だけでなく、もしもの時の備えについても確認しておきましょう。国民年金には「障害基礎年金」という制度があります。これは、病気やケガで障害を負ってしまい、日常生活を送ることが難しくなった場合に、その程度に応じて支給される年金です。所得に応じて支給額が決まる場合もあります。
厚生年金にも「障害厚生年金」という制度があり、こちらも障害の程度によって支給されます。障害厚生年金は、国民年金だけでもらえる障害基礎年金に上乗せされる形でもらえるため、より手厚い保障となります。 万が一、働けなくなった時の経済的な支えとして、これらの障害年金は非常に重要です。
亡くなった時の遺族への保障
「国民 年金 と 厚生 年金 の 違い は」について、亡くなった時の遺族への保障についても触れておきましょう。国民年金には「遺族基礎年金」という制度があります。これは、国民年金の加入者や老齢基礎年金を受給している人が亡くなった際に、その人の遺族(主に配偶者や子)に支給されます。
厚生年金にも「遺族厚生年金」という制度があり、こちらも亡くなった人の遺族に支給されます。遺族厚生年金は、遺族基礎年金に上乗せして受け取ることができるため、より手厚い保障となります。特に、現役で働いている人が亡くなった場合、残された家族の生活を支える上で、これらの年金は大きな助けとなります。
まとめ:どちらも大切!将来のために理解しよう
ここまで、「国民 年金 と 厚生 年金 の 違い は」について、加入できる人、保険料、もらえる金額、そして万が一の時の保障など、様々な視点から見てきました。国民年金はすべての人にとっての基礎であり、厚生年金は会社員など勤めている人にとって、より手厚い保障となります。どちらの年金制度も、将来の安心のために非常に大切です。この機会に、ご自身の年金について理解を深めて、将来への備えをしっかりと行いましょう!